月刊少年マガジン×別冊フレンド×pixiv まんが新人賞「胸アツ×胸きゅん漫画大賞」結果発表サイト

残念ながらグランプリなし。けれど、審査員賞3本を含む 全7作品が受賞です‼

受賞作品

あだちとか賞 賞金5万円

チューリップはまだ咲かない	路地裏

あらすじ

クラスメイトのミヨちゃんが交通事故で死んでしまった。悲嘆にくれるクラスメイトの前でユキヒトは「ミヨちゃんの死体はどこで確認できますか?」というKY発言をぶち込む。クラスに波紋をもたらす言動を取る、ユキヒトの真意とは‥‥!?

あだちとか先生コメント

演出に無駄がなく、非常に洗練されたものを感じます。登場人物の心情の変化が短いページ数で丁寧に描かれており、読み切りなのにあったかく心に残るいい作品だと思いました。ショッキングな展開に走りすぎて道徳観を捨て去っている話でないところにも好感が持てます。だからといって平凡なネームまわしでもない。とても素晴らしい作品です!

新川直司賞 賞金5万円

さよならロケット	君乃ほまれ

あらすじ

この星のしがらみを振りほどけないと思っていた――。日常を生きていくことに息詰まりを感じる少女・水樹つばさは、ある日ロケット工場で働く青年と出会う。ロケットを見つめる彼は「それに乗って、誰もいない場所で一人死んでいきたい」とつぶやくのだった。孤独を抱え空を仰ぐ二人の青春ストーリー。

新川直司先生コメント

谷川俊太郎さんの詩をモチーフにするアイデア、導入にはグッと掴まれました。画力も高く表情も豊かに描けているのですが何故か感情移入できません。何か言いたいことがあるのはよくわかるのですが自己完結してる印象を受けます。読者に想像してもらうのも大切ですがわかりやすく伝えることも大切です。登場人物を好きになってもらう努力をしましょう。

ぢゅん子賞 賞金5万円

尾崎くんちのお墓 彼方

あらすじ

尾崎くんがお盆におじいちゃんの墓参りにいくと、なんと墓前に亡くなったクラスメイトの小関さん(美少女)がいた! びっくりする尾崎くんをよそに、彼女は「尾崎くんちのお墓分けてもらおうと思って!」とお願いしてきて…!?

ぢゅん子先生コメント

話のはじまりにつかみがあって絵も可愛らしく、読みやすかったです。これをたたき台にもっとストーリーを膨らませられたらさらによくなりそうだな、読みたいなと思いました! 泣きの表情も魅力的でした。絵柄の可愛さは、線を丁寧にしたらより映えるのではと思います。

月マガ賞 賞金5万円

守護霊犬コチョ	江藤ポン

あらすじ

老衰で死んでしまった飼い犬・コチョは自分を可愛がってくれた少女・ランのためプリティーなボディのゴースト番犬として戻ってきたのだ! 霊を引きつけやすいランの元には今日も様々な霊がやってくる。そんな霊からランを守ろうとするコチョだが‥‥。

選評

マンガのテンポがとても良いですね。ランに対して保護者目線のコチョが微笑ましいし、幽霊に慣れきっているランが良い味を出しています。最初にグロシーンが出てしまっていたので、下半身や、下半身を探す上半身が登場した時のインパクトが弱くなってしまいました。徐々にネタのインパクトを大きくしていくといいと思います。

別フレ賞 賞金5万円

なんとない僕らの日常	sora

あらすじ

高校生活最後の休日。誰が声をかけるわけでもなく、自然と学校に集まった凛太朗・冷子・爽介・暮羽の男子4人。せっかくだから最後に“青春っぽいこと”をして遊ぼうということになり…!?

選評

物語全体に漂う青春感がたまらなくよかった! 男子4人のキャラの描き分けもちゃんとできているし、絵柄も今風でオシャレ。目立ったエピソードがあるわけではないのだけど、この世代特有の愛すべきユルさを非常に上手く表現できていました。soraさんの作品が持つ、少女まんがの世界にも通じる普遍性を高く評価したいと思います。

期待賞 賞金1万円

ラビターアイリス	四月一日ヤムカ

あらすじ

人類は感情エネルギーと呼ばれる新たな力を発見するも、エネルギーの悪影響で現れた怪物「魔法少女」と戦うことになってしまう。それを討つために造られたのが、愛の感情で動く「科学少女」。科学少女・アモルも指令である戦に対する淡い想いを力に敵と戦うのだが、その恋は複雑で切なくて‥‥!?

選評

読み切りは「その作品世界の一番面白い部分を魅せる」ということが大事だと思うのですが、この作品はその切りどころが良いです。少女型の兵器のバトル漫画のはずなのに、メインで描かれているのは「ある女の子の報われない恋と、淡い期待」。連載作品の1話目では見せられない魅力がありました。

期待賞 賞金1万円

ハニー・ボーン	はさみ

あらすじ

不器用男子・椎名くんが好きなのは、どんくさくてダメダメだけど優しい野村さん。素直になって仲良くなりたいはずなのに、直接話すとつい憎まれ口をたたいてしまう。なんとか手紙で気持ちを伝えようとするけれど…!?

選評

やきもきしてる椎名くん、カワイイ! つい冷たいことを言ってしまい、ジタバタ。本音を伝えることができず、壁ドン(笑)。ぶっきらぼうな男の子の恋心がよく出ていました! また、男の子の手の筋や鎖骨の描き方には、フェチを感じられてgood。繊細な描き込みはどんどん増やしていってほしいですが、将来性に期待しての受賞です。

1次選考通過作品

全応募作品批評

絵画の国の掃除婦さんGUN

きちんと描かれた人物とわかりやすいストーリーでとても読みやすかったです。ただ、なぜ、老婆は扉の奥に行ったら帰れないと言ったのか?(単に掃除に膨大な時間がかかるということ?)など疑問も残ったので、より主人公の特技や、主人公に迫る危機を具体的にできると良いと思います。

注文の多い料理店はぎなこ

名作を下敷きにしながら、独自の世界観を紡ぎ出していますね。耽美、悲恋など作品の根幹がしっかりしています。ただ、今回はマガジンとも別冊フレンドとも漫画のカラーが違いすぎました。現状でも十分に作家として力があると思うので、もし商業誌に興味があるようでしたら、雑誌のカラーを研究して、それを反映させた作品が見てみたいです。

【オリジナル】榊君と若菜君【アツきゅん】Joy.T

テンポがよくとても読みやすかったです。さりげなく登場人物が落語家とモデルであることを明かしていたり、情報の入れ方も親切です。ずっと座っている場面が続くので、コマ割りを変えたり何か工夫があるとさらに良いと思います。

オリジナル遊&雄♡なっちゃん

可愛い生物が少ししか出てこないのが残念でした。この生き物は何なのか、どこからきたのか、何がしたいのか、など読者にわかってもらえるように描けるといいと思います。もっとたくさんページがあってもいいですね。

やんじょミアン

ヤンキーと幼女の組み合わせには萌えるものがありますね。獅子鉄のアニキに易々と屈する様など愛嬌がありました。もう少し、主人公の心理面、「彼女がほしい」とか「偉ぶりたい」とか「まさか幼女がこんなに可愛いとは今まで思わなかった」など一貫するものがあるとより良いです。

Life is HERO show?セキセイイン子

ノリツッコミ調の主人公や、細かいギャグネタなどコメディとしての雰囲気はバッチリでした。その分、オチが非常に弱かったのが残念でした。コメディのキモはオチです。ここで驚かせる&大爆笑させないと、それまでの良い印象が台無しになってしまいます。

恋する野菜女子チャコティ

ヒロインのキャラクター性が良かったです。主人公「こ…これは…逆ナン…!?」からヒロインの虫ネタへ持っていく流れを二度入れて被せていたのが面白かったです。ただ、この話は「虫への偏愛ヒロイン」というところがポイントなのに、途中から造型のおかしなキャラクターで強引に引っ張っていってしまったのが惜しかったです。

殺死自己的話語 / 自分の言葉を殺す

花の写真を途中に入れ込んだり、キャラクターの線がカラフルだったり、実験的な作品でしたが、セリフが入っていないフキダシがあったりと未完成なのかなと思いました。また、中国語で描かれているので内容は残念ながら理解できませんでした。

レクイエム竹谷弦人

主人公にとても感情移入して読めました。ヒロインの純粋性が美しかったです。ただ、暴力的な教師、スカしたライバル、なぜか主人公思いの博士など、どこかで見たことのあるキャラクターで周りを固めているため、お話も全体的に既視感のあるものになってしまっていました。

英雄シリーズかいずあきら

「英雄のいろいろな状況を描く短編」という狙いはアリだとは思ったのですが、扉1ページ+マンガ1ページではあまりにも短すぎて、状況が描ききれていないように感じました。次はもう少しページを使って、この英雄を情感たっぷりに描いてほしいです。

ケモ×コイミシュ

「男の人の顔が動物に見える病気」という設定は良かったです。ただ、「人間に見える唯一の男の子が、実は女の子でした」というオチが出だしの時点で予想できてしまいました。その部分を、もっと絵的にも演出的にも勘違いさせられれば、もっと良くなったと思います。

魔術師シリーズかいずあきら

魔法少女という概念の紹介だけで終わってしまっているので、魔法少女(主人公)の性格や、彼女が抱えている問題、他キャラクターとの関係など、もう少し展開があると漫画として面白くなるかと思います。

Rhapsody in Blue(ラプソディ・イン・ブルー)クリスタルボーイ

アクションシーンが丁寧に描かれていて、熱意が感じられます。画力がもっと上がればさらに魅力的なアクションが描けるようになるはずです。ストーリー面については、ダイゴローと辰明が戦う理由がぼやけているのと、沙織が二人の戦いに上手く絡めていなかったのが惜しいところ。

僕の宝物川中淑江

かわいらしい絵柄で展開されるSFは魅力的に感じました。設定や世界観についても、もっと掘り下げると面白くなりそうな可能性を感じます。ただ、過去のルキノがどんな人間だったのか? 過去の二人はどんな関係だったのか?気になるところが説明のみでしか描かれていないので物足りなさを感じてしまいました。

青春プロレス(12P)旅ハル

ギャグが隙間なく入っていて飽きずに読めました。ただ、面白く膨らませられそうなネタもすぐ終わらせてしまっているのと、会話のドッジボール感が相まって読者が置き去りになってしまいそうです。もう少しネタの一つ一つを大事に展開させてテンポの緩急を意識するとギャグが活きるかと思います。

【オリジナル漫画】口説けよ馬鹿!【アツきゅん】初華(ハツカ)

キャラの表情が良いです。想いを伝えられない後悔と切なさ、もどかしさが表情とともに伝わってきました。誠の上京がお互いにとって絶対の別れのように描かれているのに対して、ラストではその間何が起こったのか描かれないまま二人があっさりと再会しているので、読者が置き去りになってしまうかもしれません。

ゴールキーパー!!南雲のか

ギャグと熱い展開が混在していて楽しめました。ノリとしてはスポ根よりギャグの方向に傾倒していますね。主人公の恋心を利用するヒロインをもっと腹黒くさせるなどして、登場人物たちがもっと突き抜けたキャラクターになるとさらに面白くなるのでは、と思います。

ハルといっしょに【オリジナル少女漫画】イナ

わかりやすくまとめられ、テーマもしっかりしていました。ただ、会話劇になってしまったため、まんがならではのワクワク感が薄かったです。主人公が立ち直るところも、理屈っぽいシーンになってしまいました。理屈よりも、読者の感情や五感に響くには、どんなシーンを作ればいいか? 難しいですが、考えてみてください。

ティーチャー愛してる!三浦☆学

エッチな絵に伸びしろを感じました。見どころであるエッチシーンおよび主人公の勘違いの面白さが、どちらもあまり突き抜けておらず惜しかったです。エッチなシーンは、絵だけではなく、その前後のドキドキ感を大切に。猫が妊娠というオチはすぐ見えてしまいました。主人公の妄想はもっとブッ飛んで!

鬼神巨兵ゴウジン松田シン

画力が安定していて読みやすく、雰囲気が伝わってきました。ただ、設定や二人のふれあいの細部に独自の作りこみがあまり感じられず、雰囲気だけになってしまい、読後に印象が残らなかったのが惜しかったです。松田さんならではのこだわりを追求して、オリジナルな物語になるいよう工夫してみてください。

花の名前Ka-ri-

メガネっ娘が転校してきた導入部分のみで話が終わってしまった。物語の「起承転結」の「起」のみしか描かれていません。主人公と彼女の交流のエピソードを膨らませて物語を作りましょう。まずは鉛筆で人物デッサンの練習から始めよう。

つながるセカイ南雲のか

チャラ男と真面目女子のカップリングは良かったでのすが、2人のすれ違いと誤解が会話のみで解決されており残念。具体的なすれ違いのエピソードや、主人公の行動をもっと入れてほしかった。男の子の表情や髪型、かっこよく描けるように練習を重ねてください。

熊先生 / 熊さん

マンガ喫茶の個室で、熊先生の中からクマが出てきたことはわかるのですが、それによってどう世界が変化し、熊先生がどうなったのかが全くわかりませんでした。読み手にどんなテーマを伝えたいのかを明確にし、ストーリーを構成していってください。

プロローグからの届ケモノししゃもん

ぬいぐるみが美少女クゥに変身するという設定はよかったのですが、登場人物が多く、しかもその過去の回想話ばかりで、現在進行形のエピソードが少ない。主人公が体感するリアルな状況をもっと入れてみよう。絵柄の古さも要改善。今どき美少女の絵柄を研究して!

異界の7人あなきんZ

登場人物が多すぎて主人公の存在感が薄く、説明文も多いため、肝心の主人公の心情が伝わってきませんでした。「生きたい」というテーマを描くなら、主人公をもっと目立たせて、その感情を絵で表現しよう。また、線が太く単調に感じられるのでメリハリを出そう。

NORAししゃもん

ニャンダーグラウンドの背景は、ワクワク感にあふれて楽しく描けていました。が、主要キャラ2人の心の交流がほとんどないまま、夢オチで終わってしまっています。キャラの性格、気持ちの変化をしっかり描いて、読み手にキャラの魅力を伝えよう。

美尋さんの裏のウラ!?ししゃもん

美尋さんの普段の姿が描かれていないので、二重の人格を持つという笑いどころが共有できませんでした。「この子は二重人格です」と作中で語らせるのでなく、読者が「この子は二重人格なんだな」と読み取ることのできるエピソードで、キャラクターの設定を表現しましょう。

こいごころ橘麗

登場人物たちの関係を知るために大量のセリフを読まなければならないので、なかなか設定が飲み込めなかったです。設定をキャラに語らせず、エピソードで表現できるといいですね。また、同じ内容をもっと短いセリフで表現できないかという観点で推敲をしてみてください。

鼬ごっこ透太郎

女子高生と年上男性と恋の追いかけっこをするのかな、という予感をさせる扉絵はよかったです。次はストーリーを完結させるためのプロット作りを。

TRUE WISHししゃもん

乱暴な姉が幼女になってしまう、という大胆な設定がすてき。姉のかわいいところがだんだんと見えていく描写はよかったですが、絵でそれが表現しきれていないのが勿体ないです。特にこのストーリーの場合「女子のかわいさ」が重要なので、絵の魅力を上げましょう。

【創作】大ちゃん、あのね。【漫画】ニノ@お仕事募集中

「この子がウチのワンちゃんで大くんですっ!」と紹介されたのが人間の男の子、という導入はいいですね! けれどその後は大くんの容姿について言及がないまま普通の犬として話が進んでいくのが残念。導入とそれ以降とで、ちぐはぐなストーリーになっていました。物語に関係の無い要素は省いて読みやすさに配慮を!

あの楽しかった日々 Qムロイ

異色の前後編のサスペンス作品。前編の「Q」は、ある村で起きた惨劇の一部始終を描いています。人間関係が崩れていくさまを描きたかったのだと思いますが、そもそも元の関係性があまり分からなかったです。もっとキャラクター同士の関係を掘り下げてみましょう。

あの楽しかった日々 Aムロイ

異色の前後編のサスペンス作品。後編の「A」は、惨劇の真相が明らかにされる解答編になっています。シーンとシーンのつながりが悪く、肝心の謎解き部分が分かりにくくなってしまったのが残念でした。丁寧な描写を心がけましょう。

【※注意※少女漫画です!!】二日目はじまりました。花花 言@ネーム中

つき合って二日目の、初々しいカップルがほほえましいですね! こんな青春送りたかった! 彼氏の山田くんが精いっぱい背伸びして、カッコつけようとしているのも○。2人がカップルになる前や、「一日目」のお話も読んでみたいです。

ブルースターチスシークレットキャット

不良高校に入ってしまった葵ちゃんを、幼なじみで総長の霧くんが男らしく守ってくれる姿にきゅんとしました。主人公が急にモテモテになるなど、元気のよいギャグシーンも印象的でした。コマを割りすぎているので、コマ数を減らし、読みやすい漫画を描いてみましょう。

『転校生はアンドロイド』アスカが好きすぎる人

アンドロイドと女のコの出会いを描いた作品。高度に発展した近未来では、こんなメタリックな彼氏もアリかもしれませんね。背負える動力源がステキ。ただ、オチの意外性はなかったかも。ショート漫画を描くときは、しっかりオチをつけることを意識しましょう。

だめだめ君とハーフ君山田モカ

ほぼバストアップ、登場人物がしゃべっているだけの絵が多く、コマ割りも単調すぎます。それ以前にこの2人の関係性がまったくわからない。画質も粗くてセリフが読みづらいのも難点。絵柄に色気があり、人物の表情は良いので、動きのある絵をもっと描けるといいですね。

ONE,S CONQESTししゃもん

ちょっとHな青春ラブコメディとして楽しく読めました。画力もあり、描き込みも緻密でサービスシーンも盛り込めています。惜しいのは、主人公を含めた絵柄の古さ。ラブやHなシーンがよりドキドキする絵柄を探求して欲しいです。また、人物と背景の線が均一すぎて画面がごちゃごちゃして見えてしまうところも要改善。

別れの言葉坂井広希

そーいうオチか! と、読後思わず脱力。ただ、同じくらい、だからなんだ! という感想も。“マッチョな地縛霊”(ネタバレ)にハマるような「別れ方」を、主人公にもっと面白く提案させられるとオチも活きるのでは。

Face龍炎志

ワンテーマを3ページで器用に漫画化できているところは評価できます。テーマにも賛同できますが、笑顔で花が咲く⇒犯罪がなくなる、の展開はさすがに行き過ぎか。オチまでにもう少し助走が欲しかったと感じました。

変身紺平

生霊が、心に封印していたかつての自分の姿、という設定は面白かったです。ただ、ひとつの物語の中で男女の視点が混在しており、読みにくさが出てしまっています。生霊と紺野の関係も説明不足なので、もう少しページ数を使って人物(+生霊)同士の関係性を描けると良かった。

写真部の今井と、2組の中村。ぱゅーた

冒頭から2人のテンションについていけず、彼らが何をしたいのかがわからなかった。読者にどこを面白がらせたいのかを考えて描いて欲しい。「親父遺跡」という単語は妙にひっかかって印象に残ったので、これを膨らませたシンプルな話が読んでみたいです。