3名のデビューが決定!!

「一生少女漫画主義!」のキャッチフレーズのもと、Kiss、BELOVE、ハツキス、ITANの
講談社女性コミック4誌が協力して立ち上げた合同新人漫画賞「オトナ少女漫画大賞」。
第2回を迎えた今回も、前回同様、多数の応募がありました。ありがとうございました。
応募作品は恋愛ものからギャグまでバラエティーに富み、幅広い世代から応募をいただきました。
力作が多く選考は白熱。残念ながら大賞こそなかったものの3名の方のデビューが決まりました。
おめでとうございます。
受賞作品は今後、各雑誌やWEBで掲載の予定です。楽しみにしてください。
また今回惜しくも落選した方々も「第3回オトナ少女漫画大賞」へのご応募お待ちしております。


「きみの花 ぼくの花」田茂たも太    きら賞&ハツキス賞

「きみの花 ぼくの花」32ページ
田茂たも太 26歳

ハツキス5月号(4/13発売)に掲載決定!


◆ストーリー
小説家の黒川綾子は子供のころから不幸な境遇で育ってきたが、今は小説家として生計を立てている。編集者の紹介で新人小説家の水谷と付き合い始めるが恵まれた環境で育った彼のピュアさに触れると、自分の過去を否定されたような気持ちになり、ついに小説が書けなくなってしまい……?

◆講評
きら先生
とても面白かったです! タイトルにもある「花」をアクセントにすることでストーリーの柱がしっかりしている印象を受けました。はっとさせられる表情やセリフの数々にも個性を感じましたし、画面にも華と勢いがあって素敵です。
なにより重いテーマにもかかわらず主人公のキャラクターの力で重苦しくなっていないのが素晴らしいと思います。
魅力的な女の子なので、彼女が彼のどんなところに惹かれて恋が始まったのかをもう少し読みたかったと思いました。次回作も楽しみにしています!


「サヨナラ たちお君」高畠りょうこ    唐々煙賞&沖田×華賞&ITAN賞

「サヨナラ たちお君」36ページ
高畠りょうこ 37歳

ITANに掲載(※掲載号数未定)


◆ストーリー
女子高生の花井さんはある日突然、死んで幽霊に。倒れたときに人工呼吸してくれた憧れのたちお君にお礼を言えなかったのが心残り。しかし、クラスメイトのメガネ男・田中君が幽霊の自分が見えることを発見。彼に取り憑いてたちお君に接近を試みるのだが?

◆講評
唐々煙先生
どの作品も完成度が高く、時には世界観の作り方が上手かったり、キャラと設定のみの力技が気持ちよかったり、ハッとするキラーフレーズがあったり、個性豊かな漫画が揃う中、個人的に持っていかれたのが「たちお君」でした。第一印象は「ズルイ」でした。世界観があり、絵柄、キャラ、台詞のテンポがバランスよくハマっています。普通は「ん?」とひっかかるところもキャラクター性で面白さに変えて進んでいく。ズルイなぁと(笑)全体的なノリが軽いので死人の話にもかかわらずスッと入ってきますが、グッとくるシーンもしっかりあって好きです。単純に高畠さんの次回作が読みたいと思わせてくれた「サヨナラ たちお君」に一票を捧げます


沖田×華先生
「さよなら。たちお君」が一番面白かったです。絵に惹かれ、ページ数が多いかなと思ったのですがテンポよく読めました。10代のリアルな死後の世界とオチが素晴らしかったです。2人のキャラも興味津々で、主人公の生前と、たちお君の経緯を、もう少し長いスパンで読みたいなと思いました。



「バビュンと彼氏」志真てら子    二ノ宮知子賞&ハツキス賞

「バビュンと彼氏」22ページ
志真てら子 29歳

ハツキスに掲載(※掲載号数未定)

◆ストーリー
私、駒野真子は恋に落ちた。相手は一つ上の市川先輩。優しくて、しかも彼女ナシ。人生初の告白を決意した私は校舎裏で猛練習!完璧な告白をマスターした私だが、市川先輩に見られてしまう。動揺する私に市川先輩は思いもかけない言葉をかけてきて……?


◆講評
二ノ宮知子先生
笑いと勢いと伸びしろしかない…。バカだ、なにそれ、なめてるwと言いながら笑って読みました。この話は続きが見たい、このキャラがまだ見ていたいと思ってしまって不覚です。好きな作品は他にもありましたが、こういう作品を選ぶのが私の使命かなと思って選びました。笑いも貴重。これからも笑わせてくれる作品を勢いよく描いて頂きたいです!



◆講評
Kiss編集長 鈴木学

今回の第2回は残念ながら連載確約の大賞こそ出ませんでしたが、方向性の全然違う個性的な3作品がデビューの充実の回になりました。たくさんのご応募ありがとうございました。
「オトナ少女漫画」とは、「大人が楽しむための少女漫画」、「大人の感性に刺さる少女漫画」といえます。大人に成長したぶん、少女よりも多くのことを知っています。男性の魅力は顔だけでなく中身にあることも、地道に仕事をする大人の偉さも、悪い人にも良いところがあることも、またその逆も。そして青春が二度と取り戻せない大切な時間であったことも…。少女漫画のトキメキに、大人の深みがプラスされた作品を第3回ではお待ちしています!


BE・LOVE編集長 岩間秀和
第2回は、個性の異なる3作品がデビュー。「きみの花~」の決めゴマの迫力と演出力の高さ、「たちお君」の一度見たら忘れない画風、「バビュンと彼氏」の荒削りな爆発力。いずれも今後の活躍が楽しみでなりません。
“オトナ読者”は、恋愛だけでなく多様なテーマを許容してくれる懐の深さがありますが、その一方で“深み”がないと「リアリティがない」と一蹴されます。セリフ、行動、一つ一つに理由があります。それを突き詰めて、オトナが共感し、楽しんでくれる作品を、まだまだ読ませてください。第3回を楽しみにしております!


惜しくも受賞には至りませんでしたが、最終選考に残った作品はコチラ!!
「僕は、」「金魚鉢」「空翔けることりの旅」「××ナイト&デイ。」
「ラプソディー・イン・ボストン」



第3回オトナ少女漫画大賞も開催が決定!!

詳細は2017年夏ごろにホームページ、各誌にて発表予定です。